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この季節に思いを馳せて

Thinking about this season

2021

布、糸、木材
H1620×W980×D60(mm)

同じ場所の複数の景色を編み込み、一つの風景へ再構成する。

編むという行為は自分の記憶の欠片を合わせていくことにどこか似ており、編むことで図が模様化されていき、特定できないがどこかで見たことのあるような景色へ変わる。

毎年訪れているこの桜の風景を模様化することで、個人的な思い出の景色ではなく、普遍的な春の季節の思い出へと再構成する。

鑑賞者が自身の記憶の桜や春の風景を想起して、時間や記憶を辿りながら、懐かしい景色の匂いを体感することのできる作品である。

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