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綻び紡ぎ、時を思う

Spinning,weaving and thinking

2016

布、テグス
H4655×W6000×D5000(mm)

布が織られた時間。
わたしが布を解く時間。

新たにわたしが解かれた糸を空間に紡ぐ時間がある。緯糸を抜くと模様が溶け、布の時間がゼロに戻る。そしてわたしが糸を空間に再構成し時間の視覚化を表す。自分の手で解き紡ぐことで、布に内在する時間に関わり、わたし自身がその布の中に入っていくことを感じた。それらを空間に立ち上げることは、わたしにとってそのものの時間を思うことであり、またそこにはわたし自身と布との関わり合いの時間が流れている。
時間と模様の再構成。その時を思い、その時間に入り込んでもらえたら。

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